駐車場の舗装リフォーム 施工にかかる費用・価格の相場は?
「駐車場をもっと使いやすくしたい」
「家の見た目やイメージをかえたい」
「駐車スペースを増やしたいので、お庭の一部を駐車場にしたい」
などご要望は様々ですが、
やはり一番多いご要望は
「予算内でできる限りきれいに(かっこよく)」
というものです。
そこで今回は、駐車場舗装・リフォームの種類と費用の目安についてご紹介をさせていただきます。
・・・ちょっとその前に・・・
目次
土間・コンクリート(デザインコンクリート)で舗装・施工
土間コンクリートのメリット
- 丈夫で壊れにくい!
-
コンクリートはその性質上、圧縮される力に強いためおもい車が上にのっても何年も耐えることができます。
- カラー、デザインコンクリートなら見た目も綺麗!
-
コンクリートに色や模様をつけることで、デザインを楽しむことも出来ます。
土間コンクリートのデメリット
- 工期がかかってしまう
-
コンクリートが完全に乾いて固まるまで、駐車場が使用できなくなってしまうため、一時的に車を止めておける場所を確保する必要があります。
- 水はけが悪く、滑りやすい
-
屋根をつけていないと、雨の日などは車から降りた際に”つるっ”といってしまう可能性が非常に高いです。特にコンクリートに凹凸が出来てしまっている際は注意が必要です。
土間コンクリートの価格や見た目など
費用 | 外観 | 耐久 |
---|---|---|
普通 | きれい | 非常に良い |
車2台分(平均して25㎡)で25万円~30万円
※舗装、施工費のみ
砕石敷き(砂利)で舗装・施工
砕石敷き(砂利)のメリット
- 価格が安い!
-
他の舗装に比べ、かなり安く済ませることが出来ます。
ただし、砕石にもいくつかの種類があり、安すぎたり、駐車場用の石としては不適切なものもあったりします。 - 防犯面での機能が高い!
-
車を移動させたり、砂利の上に人が乗ったりすることで、大きな音がなるため盗難などの被害に合う可能性を少なくすることが出来ます。
砕石敷き(砂利)のデメリット
- 砕石や砂利が散らかってしまう
-
タイヤ跳ねや人の移動などによって敷いてある砕石が駐車スペースの外に出てしまったり、一部だけがなくなってしまったりします。
定期的に平すなどの対策をする必要があります。 - 大切な車を傷つけたり、汚してしまったりする可能性がある
-
タイヤ跳ねや砂利、砕石からでる粉塵などで車が汚れてしまう可能性があります。
特に黒っぽい色の車をお持ちの方は注意が必要です。
砕石敷き(砂利)の価格や見た目など
費用 | 外観 | 耐久 |
---|---|---|
安い | 普通 | 悪い |
車2台分(平均して25㎡)で3万円~7万円
※舗装、施工費のみ
アスファルトで舗装・施工
アスファルトのメリット
- 工事時間が短い
-
アスファルトはコンクリートなどに比べて固まるのが早く、すぐ使うことが出来ます。
- 排水性や静音性が高い
-
雨が降っても水はけがよいため滑りにくいです。
また、車から降りたり、駐車場を歩いたりする際の足音も気にならなくなります。
アスファルトのデメリット
- 夏場などに温度がものすごく高くなってしまう。
-
熱を吸収、保持しやすいため、とても高温になります。
直接はだに触れるような事がある場合はとても危険ですので、小さなお子様がいる方は注意が必要です。 - 耐久性が低く、そもそも一般家庭には向かない
-
定期的なメンテナンスが必ず必要になります。
そのため、設置や舗装の際に費用はかからなかったとしても、その後のコストが高くついてしまいます。
アスファルトの価格や見た目など
費用 | 外観 | 耐久 |
---|---|---|
普通 | 悪い | 普通 |
車2台分(平均して25㎡)で17万円~23万円
※舗装、施工費のみ
石張り、ブロック張り(インターロッキング)で舗装・施工
石張り、ブロック張り(インターロッキング)のメリット
- 駐車場に高級感がでて、とてもおしゃれになる
-
見た目にこだわる方にはとてもオススメです!
とくに洋風の庭や家に映え、他とは比べものにならないくらいおしゃれな仕上がりになります。 - 見た目や機能などを柔軟にカスタマイズできる
-
色や形、材質などが様々あるため、思い通りの仕上がりになります。
石張り、ブロック張り(インターロッキング)のデメリット
- 下地(基礎)の施工と舗装のどちらにも、費用と時間がかかる
-
職人が手作業で丁寧に作業をしていくため、他の舗装、施工方法より人件費がかかってしまいます。
- 仕上がりの度合いが、業者によってまちまち
-
デザインやそれを実現する技術などすべてにおいてレベルが高いものになっています。
そのため、担当する職人によって仕上がり(見た目や機能など)が大きく変わります。
石張り、ブロック張り(インターロッキング)の価格や見た目など
費用 | 外観 | 耐久 |
---|---|---|
高い | 綺麗 | 悪い |
車2台分(平均して25㎡)で70万円~90万円
※舗装、施工費のみ
石張り風施工で舗装・施工
石張り風施工のメリット
- まるで本物のような石張りの仕上がり、デザインや色の変更もできる
-
本物の石は使用していませんが、見た目はほぼ石張りの仕上がりになります。
また、デザインによって乱石張りやタイル張りのようにも出来ます。色などの自由度も高く、施工後の見た目や色などのデザイン変更も可能です。まだ、土間コンクリートに比べ、劣化や色ムラなども起こりにくく、長持ちさせることが出来ます。 - 本物の石張りよりかなり安くなる
-
石を砕く(成型する)、配置するといった手間が一切無いため、本物の石よりかなりお得に施工することが出来ます。また、施工の日数も約2日(季節や天候により変動)でおわるため、駐車場が使えない期間もとても短く済ませることも出来ます。
石張り風施工のデメリット
- 土間コンクリートに比べて費用がかかる
-
コンクリートやタイルなどがある場合は、張り替えより安く済ませることが出来ますが、砂利敷きや土の場合、一度コンクリートの下地を作る必要があるため、少し高くついてしまいます。
- 取り扱っている業者が少ない
-
新技術であるために取り扱っている業者が少ないのが現状です。お問い合わせの際に取り扱いの確認をするようにしてください。
石張り風施工の価格や見た目など
費用 | 外観 | 耐久 |
---|---|---|
安い | 綺麗 | 非常によい |
車2台分(平均して25㎡)で25万円~27万円(コンクリートのものに施工した場合)
※舗装、施工費のみ
オススメの舗装・施工方法は?
新築や土に施工する場合【土間コンクリート】
- 1.丈夫で長持ちする
-
砕石やインターロッキングなどに比べ、かなり丈夫で壊れにくいため、修理費等のメンテナンス費を安く済ませることができます。そういった要因などもあり、一般的には土間コンクリートを使用した駐車場が多くなっています。
- 2.色やデザインなどの指定ができる。
-
カラーコンクリートやスタンプコンクリートなどであれば、コンクリートに色や模様をつけることもできます。灰色のコンクリートでは味気ないから・・・という方にもおすすめです。
コンクリートなどを修理、修正する場合【石張り風施工】
- 1.土間コンクリートに比べて安い
-
コンクリートを打ち直すことになると、撤去の費用がかかったり、直した部分のみが目立ったりしてしまいますが、石張り風施工を利用すれば、直した部分の上から施工ができるため、全体との統一を図ることができます。また、価格もコンクリートに比べ安いため、とてもおすすめです。※取扱業者が少ないため注意が必要です。
- 2.色やデザインなどが自由自在!
-
手作業で色や模様を作るため、自由度の高いデザインをすることができます。タイルのような規則的なものから、乱石張りのような不規則なものまで何でも対応しています。質感も本物の意思そっくりであるため、非常にかっこよいです。
注意すること
施工費は「舗装、施工費」と「整地、撤去費」がある!
業者のホームページやパンフレットなどに記載されている費用の多くは、「舗装、施工費」となっており、「整地、撤去費」は含まれていない場合が多いです。
※整地、撤去費は状態により変化するため、記載することが難しい
しかし、実際に施工する場合には今あるものを撤去したりする必要がある場合もありますので、見積もりを出してもらった際に
「思っていた金額と違う!」
という事が起こってしまう場合もあります。
そういったことにならないように「記載されている費用×1.5」で予算を組んでおくとよいです。
駐車場などの設置には法律や条令などが関わってくる場合がある。
第1条 この条例は、駐車場法(昭和32年法律第106号。以下「法」という。)の規定に 第1条 基づき建築物における自動車の駐車のための施設(以下「駐車施設」という。)の附置 及び管理について必要な事項を定めることにより、道路交通の円滑化を図り、もつて市 民の利便に資するとともに都市の機能の維持及び増進に寄与することを目的とする。(定義)
引用:長野市建築物における駐車施設の附置等に関する条例 第一条
自治体により条例などで定められているものなどがあります。そのため、これらを遵守していないと注意を受けたり、変更をしたりする必要が出てきます。
各地域の信頼できる外構業者に委託した場合、こういった法律や条令などを考慮して施行をしてくれます。
技術的な観点以外のこういった部分からも、業者に委託をした方が安心で安全です。