今後の住宅に求められる機能 ~テレワーク偏~
目次
テレワークのための書斎
新型コロナウイルスは私たちの生活に様々な変化をもたらしています。外出を控え家で過ごす時間が増え、仕事も家で行うようになると家に求められる機能が変わってきます。コロナショックによる住宅の間取りや内装はどのように変化するでしょうか。
今後、住宅の求められる間取り・内装の変化
近年の住宅ではリビングを大きく取り、主にリビング、ダイニング、キッチンの動線を考えた住宅が多くみられてきました。
共働きの家庭が増えて少しでも家族と一緒に入れる時間を確保出来るような間取りとして考えられてきました。
しかし新型コロナウイルスの影響で普段学校や仕事で家にいなかった時間に家で過ごすことになり、そのバランスにも変化が訪れています。
今後、テレワークの時代が急速に普及していくであると考えられておりこれは2003年頃から総務省、厚生労働省が推進してきた政策でもあり、一過性のものでは無く定着することが考えられます。
また、感染症リスクに社会が敏感になることで、外出を控えて家で過ごす時間は長くなることも予想されます。これをストレスに感じるのではなく、家族との絆を深め、家族と過ごす喜びにできたら素敵ですよね。
これまで、ご主人の夢で終わってしまっていた書斎が新築・リノベーションでは当たり前になりそうです。
それでは、この「テレワーク」と「家族と過ごす」を両立させる家の間取りや内装ってどのようなものか考えてみたいと思います。
テレワークに適した環境とは?
- 自宅でも集中して仕事が行える環境
- 一緒に過ごしている人に気兼ねなく電話・WEB会議を行えるような防音対策
- 長時間作業をしていても疲れない空間
- 作業しやすく、資料や仕事に必要なものを収納できる
- 仕事をするのに適した照明設計
今後の書斎の変化
これまで書斎の設計はプライベートから切り離し籠って仕事をするという設計が主流でしたが
小さなお子さんがいて目を離せない方や学校が休みのお子さんがゲームをしないように監視をしたいといった方もいるかと思います。
お子さんと机を並べて働く親の姿をお子さんに見せるのも良いかもしれません。
リビングと繋がる書斎
私の個人的な考えですが、今後【テレワーク】と【家族とのコミュニケーション】を考え双方両立する形としてリビングとつながる書斎をご提案いたします。
書斎とリビングを隔てる壁には室内窓など設けリビングで過ごす家族の顔を見ながらお仕事ができる環境。
防音や動線などもしかりと考慮して家族の生活の妨げにならない計画。
WEB会議などでのカメラ越しに見える背景などこれを読んでいただいたみなさんも、実現させたい生活スタイルについて考え、ぜひご意見お聞かせください。
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